フランス縦断グランドツアー 5日目
ボーヌ(ブルゴーニュ) → ブールジュ
朝目覚めたら寒かった・・・。暑い地中海近辺のプロヴァンスと違って、いきなり秋のような朝。昨日との気温の落差が激しい。
泊まったのは、ブルゴーニュ地方のピュリニー・モンラッシュ村。ボーヌの郊外でぶどう畑に囲まれた静かで美しい農村です。
ホテルは、ラ・メゾン・ドリヴィエ・ルフレーヴ( La Maison d'Olivier Leflaive )。ここが、今回の旅で一番張り込んだ宿です。とは言っても、パリの高級ホテルに比べたら、安いもの。オーナーはワイナリー経営者で、ホテルは趣味でやってるのかな? 12室ある客室は、色々なテーマ別に家具や内装を変えてあり、バスルームも凝っている。車がないと不便だけど、おススメです!
このピュリニー・モンラッシュ村(隅々まで本当に美しい絵になる村ですよ!)からボーヌまではぶどう畑の中の道路を走る。辺り一面まだ瑞々しい緑のぶどう畑のパノラマ~。ボルドーと並ぶワインの産地ブルゴーニュのこの辺りは「黄金の丘」と呼ばれます。収穫期には黄金色に染まるのでしょうかね。
この辺りの中心地ボーヌでは、15世紀に建てられた慈善病院オテル・デューを見学。当時の恐げな医療器具を見て、現代に生まれて良かった~と実感。
例によって、時間がおしているので、ランチを取った後、次の目的地ブールジュ(ベルギーのブルージュではありません)を目指して、進路は西へ。
このルートは高速道路がないので、普通の田舎道を走る。周りは森や牧草地がひろがり、のどか~。白い牛さん、こんにちは。しかしながら、ボーヌを出て数時間後、トイレに行きたくなった。先日までのプロヴァンスでは暑かったから、汗で排出できた水分が涼しいこの辺りではそうはいかないらしい。高速道路ではないのでサービス・エリアもなく、困り果ててしまった・・・。いっそ森に入って・・・とまで思い詰めた時、ちょっとした町を発見!
道路からすぐの大型店(トイザラス規模のおもちゃ屋さんや衣料品店)に入ったけど、どこも客用トイレがないとのこと。(日本やアメリカならあるのに~) 隣のチェーン店らしいホテルに駆け込み、フロントのオジさん(お兄さん?)に頼んだところ、「あそこだよ」と快く貸してもらえました。助かった~。帰りは思いっきり心の底から「 Merci beaucoup!!」と言ってきました。その後、道路からこのホテル・チェーンを見かける度に、拝んでました。
さて、午後3時半ころかな、ブールジュ到着。ここのお目当ては、世界遺産のサンテティエンヌ大聖堂。12世紀創建のゴシックの代表的建築だそうな。とにかく巨大。中のステンドグラスは13世紀のオリジナルのものもたくさんあって、実に素晴らしい。
せっかくだから塔に登ることにする。396段。前回のヨーロッパ旅行の時は学生だったので、よく教会に行けば塔に登ったけど、今回はどうか? 石造りの狭い螺旋階段をぐるぐる登っていくと、意外とくじけない自分を発見。柱の付け根にある彫刻(火を吹く龍や魔物)が全部違った意匠で面白い。
やっと塔の天辺に到着! ダンナが一番バテテた? 365度見回すと爽快爽快~。わりと手すり(柵)が低いので、転落しやすいかも。雨どいにも魔物の彫刻が施されているので、ちょっと身を乗り出して写真を撮っていると、夫が「そんな際に行かないでくれ~」。大丈夫だよ、これぐらい。
そうこうしていると、雨雲が近づいてきた。塔の上から見ると、雲の境界で、雨が降っている端っこが分かる。稲光も見えて、危ないから降りることに。最後に家族写真。私は髪の毛が強風で吹き上げられ、背景が不気味な雨雲なので、なんか魔女みたい。(絶対人には見せられません)
今晩のお宿は、トゥール近郊。やはり田舎道が続く。でも、フランスの田舎は綺麗。崩れかけた納屋でもなぜか美しいのだ。ウィリーが出そうなお墓も趣がある。
トゥールの町に入って、スーパーで朝ごはんなどを買出し。すると息子が「トイレ」と言い出した。巨大なカルフールだったのであるだろうけど、店内が広すぎて探しにくい。本当にトイレに悩まされる日だわ~。(泣)
フランス語が分からないので、早く回答が欲しい時は、単刀直入に英語で尋ねる事にしている。近くにいた警備員は尋ねても「英語? 俺だめ~」。でも、「誰か英語できる奴いるか?」と周辺の同僚に声をかけてくれて、何とかトイレの在り処を聞き出した。ものの、初めての巨大なお店で迷子になりそう。こちらの気持ちを察したのか、最初の警備員さんが「連れていってやるよ」と身振りで示し、トイレの前まで連れていってくれた。
事なきをえた息子を連れて、元の売り場に戻ると、さっきの英語が少しできる従業員のお兄ちゃんが、「やあ、行ってこれたんだね」という風に、微笑して目で合図してきた。皆様、「Merci beaucoup!」です~。ありがと~。
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