最近のアマデウス

NHKの「名曲探偵アマデウス」、相変わらず楽しく見続けています。で、最近の放送で「おっ!」と思ったことを2つ取り上げてみたいと思います。

まず、ショスタコーヴィチの「交響曲第5番」。この曲に反社会主義のメッセージが隠されているという説を、本筋にからめてあって非常に面白かったです。

ショスタコーヴィチは、スターリンに目をつけられ、粛清の危機に脅かされ続けた作曲家ですが、この「交響曲第5番」4楽章の最後に隠されている「私は社会主義を信じない」のメッセージはオーケストラの演奏映像で見せられると、不思議に感動でした。(泣けちゃった)

(でも、旋律がカルメン「ハバネラ」の変形だとか、楽器が一斉に「ラ」を出すところを、ロシア語の「私」と同音だからとか、でここまで解釈しちゃっていいのだろうか? それともこの隠しメッセージはもう業界では有名なことなの?)

でですね、「おっ!」と思ったのは、その回の「アマデウス」で流れたソ連時代の若者のパレードの白黒映像を見た時。私にはデジャヴがあったわけです。そうです。先月のNYCBの日本公演で見たラトマンスキー振付「コンチェルトDSCH」(ショスタコーヴィッチ作曲)。 あの男性ダンサーたちの衣装と映像の山車に乗る若者の服装がそっくり。もしや、そういう時代考証が衣装製作の段階であったのかもしれませんね。

「コンチェルトDSCH」の曲、ピアノ協奏曲第2番は、ショスタコーヴィッチがスターリンの死を知って、粛清の恐怖からの開放を喜んで作曲したとも言われてますし、だからあんなに明るくはしゃいだ曲なのでしょうかね。

「アマデウス」、その次はプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」。バレエの楽曲として有名なものはバレエの映像も使われるので、今回はどこかしら~と思っていたら、パリ・オペラ座でした。(ルディエールとルグリ) 音楽の「解剖」は一部に限定的で、物足りなかった。まあ、45分しかないから無理か・・・。取り上げられた箇所は面白かったんだけどね~。

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2011年大河「江」に決まったのね。

数日前、再来年のNHK大河ドラマが発表になりましたね。戦国時代の浅井三姉妹の三女お江(ごう)が主役とのこと。

脚本が「篤姫」の田淵久美子さん、ということで、NHKは二匹目のドジョウを狙ってる、とかネットに書かれてますな~。お江は二代将軍秀忠の正室で大奥を作った人なので、大奥を閉じた篤姫を描いてヒットを飛ばした田淵さんを起用するのは、あまりにも因縁めいている。

お江が主役のドラマは、私が若い頃、お正月ドラマか何かで(確か2夜連続ドラマだった)見たけど、その時、母が「お江が主役のドラマは珍しいわ」と言っていたのを覚えてます。長女の淀君が最も有名でよくドラマで描かれるけど、お江も波乱の人生なんですよね。一番目立たない次女のお初も、そのドラマではよく登場していたな。その時のヒロインお江は、十朱幸代さんだったはず。

大河の主演女優はまだまだ発表されないようですが、他のキャストも楽しみ~!

それにしても、ガッカリなのは、またしても戦国時代・・・。本当に、最近は戦国時代と幕末ばっかだよ~っ!

  • 10年「龍馬伝」 → 幕末
  • 09年「天地人」 → 戦国~安土・桃山
  • 08年「篤姫」 → 幕末
  • 07年「風林火山」 → 戦国
  • 06年「功名が辻」 → 戦国~安土・桃山
  • 05年「義経」 → ここでやっと平安末期~鎌倉
  • 04年「新撰組」 → また幕末

同じ時代なもんだから、主人公は違えど、豊臣秀吉も徳川家康も淀君もホントよく見るよ。まあ、比較して楽しむという鑑賞方法はあるけど・・・。

古代は陰謀だらけでドラマチックだし、面白いと思うんだけどな~。聖徳太子なんて良いと思いませんか? 山岸涼子原作の「日出ずる処の天子」は、さすがにNHKではできないと思うけど・・・。(やってくれたら快挙だ!)

平安時代でも一条天皇と中宮定子の悲恋なんて女性受けしそう。清少納言の語りで是非!

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ムカつく女

と書けば、一体Shokoさんどうしたの?と思われるむきには、どうぞご安心を。

ドラマです。決して自分ではハマッているとは思いたくないんだけど、毎日カリカリして見てしまう韓国ドラマ「張ヒビン」。(チャン・ヒビン。ヒビンの漢字がPCで簡単に出ないので、カタカナ表記にします)

17世紀の朝鮮王朝に実在した19代国王の側室で、朝鮮半島では3大悪女の一人として有名らしいです。

高貴な身分ではないけれど、王世子(次の王さまになる王子)を産み、陰謀をめぐらせて、王妃を廃妃にして王宮から追い出し、自分が王妃になるけれど、素行の悪さから王命によって処刑された人、とのこと。

ドラマでは、最初から生意気で、宮廷でのし上がってやるという野望がメラメラ~(暑い!) 陰謀めぐらす、目上の人でも睨みつける、王さまの前では戦略的にメソメソ泣く、という超悪女キャラ。

ライバルの王妃が、これまた良妻賢母教育を受けた良家のお嬢様で、優し過ぎのお人良し過ぎ。悪知恵の働くヒビンにはとても太刀打ちできず、むざむざ落魄の道に突き落とされつつある。(現在進行中)

王さまは今の所、ヒビンに夢中で、彼女の二面性には気づかず。(男って、ほんとバカ!と悪態をつく私)

ドラマは100話まであって、ようやく今4分の1を終わったところ。ヒロインは女官からようやく側室の一番低い階級に昇格したばかりで、陰謀はまだまだこれからが花盛りという段階。

私は遂に我慢ができなくなって、自分で禁じていたにもかかわらず、公式サイトで最終回までのあらすじを読んでしまった・・・。一体、いつになったらこのモヤモヤが解消されるのよ~!!と思ったもので・・・。(まあ、史実は変わらないので、最後には必ず彼女の悪事は裁かれるのですが・・・)

ドラマの最初の方は、確かに彼女は反対勢力に暗殺されそうになったり、お腹の子供をそのせいで失ったりして気の毒な面はあるんだけど、それでも反対勢力の肩を持ちたくなるほど、このヒロインは憎まれ役です。

ところで、このドラマを見ていて興味深く思ったのは、日本の後宮制度にも見られる単語が朝鮮王朝の後宮でも使われているということ。もとは中国の後宮を参考にしたのだろうけれど、システムの伝播が分かって非常におもしろい。

女官の管理職のような「尚宮」(サングン)と日本の「尚侍」も字面が似ているし、「命婦」という単語も同じ。日本では皇后のことを「中宮」とも言いますが、ドラマ「チャン・ヒビン」でも王妃に対してどうも「チュン○○」と呼んでいるようなので、「中宮」か「中殿」と書くのではなかろうか?(字幕は「王妃」なんだけどさ)

など収穫(?)もあり、あと4分の3もカリカリしつつ楽しもうと思います。(ああ、早く滅亡してくれ~!)

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秋期ドラマと「のだめ」映画化

だそうで、「のだめ」が再来年(2010年)のお正月と春に映画になるんですね~。もしやあるかもと淡い期待はしてたけど・・・、今月発表されてました。

主演は、上野&玉木コンビで変わらず。他の出演者はどうなるのでしょう。今年のお正月SPドラマ・パリ編の続きだとすると、どこまでの範囲を撮るんでしょうね~。

で、秋期ドラマ。(なんか秋の・・・というのが、今の寒さにそぐわないんですけど) 私は、「OLにっぽん」と「チーム・バチスタの栄光」を見ていました。

「バチスタ」は非常におもしろかった! 天才医師の活躍するだけの医療ドラマはそろそろネタ的に古くなってきていると思うので、こういう「バチスタ」のような医療サスペンスは新鮮。

「OLにっぽん」は、リストラの為に業務を中国にアウトソーシングする会社に対し、必死で生き残ろうとする総務課の社員たちのお話。今時なテーマだな~と思い、見始めました。(これもオフィスラブしかない会社モノは手垢ついてるしね)

ヒロイン(観月ありさ)は「ミス総務」と呼ばれる有能な女子社員。彼女は中国人スタッフに仕事を教えなければいけないのだけど、それは自分や同僚の仕事を奪うことになるという苦しい状況。

ドラマでは、ヒロインがこの問題にあまり苦悩していたわけではなく、中国人スタッフもスキルあり性格良しで、前向きに事態が進んでいた感じがします。

でも、これが現実だったら相当悩ましい事態でしょう。アメリカにいた頃、読んだ新聞の記事で同じような話がありました。

クレジットカード会社のカスタマーサービス(お客様相談窓口ですね)が24時間対応だったんですが、アメリカが夜の間、なんとインドの会社が対応しているんですね~。インドは英語ができる人が多いし、人件費も安いし、仕事はパソコンと電話があればできる内容なので、こういう事が可能なのです。

研修を受けたインド人スタッフは、名前までアメリカ人風の名前を付けられ、電話したお客さんが全く違和感なく、アメリカのコールセンターに電話しているような感じで(そう信じているお客さんが圧倒的でしょう)、サービスを受けられるようになっていました。

その記事のテーマは、インドにコールセンターの機能を移す為に、インド人スタッフの教育係を務めたアメリカ人社員の「苦悩」でした。もし、アウトソーシングがどんどん進めば、やがて人件費の安い国に、すべてのコールセンターの仕事を会社は移してしまうだろう。自分のやっていることは、社命とはいえ、同胞の仕事を奪うことなんだ・・・・。

うーん、企業も生き残りがかかっているし、社員も暮らしがかかっているし、難しい問題なんだな~。ドラマは逆境をバネに、社員たちが成長していくように描かれてましたが、現実はドラマほど甘くないでしょう。

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篤姫を振り返って・・・

もう1週間以上前になりますが、今年の大河ドラマ「篤姫」が最終回を迎えました。最後まで高視聴率で、NHKも予想外の結果に驚いていたみたいですね~。

私は宮尾登美子さんの原作も好きで、放映前からすごく楽しみにしてました。

幕末のドラマと言えば、今まで坂本龍馬とか西郷隆盛とか新撰組とか、時代の変わり目に活躍した男のドラマが多かったんですよね。和宮とか篤姫とか出てきても、ちらっとだけ。江戸城の明け渡しなんかもサラリと描かれていることがほとんど。(最後の将軍、慶喜はほとんど江戸城に住んでいなかったし、彼の妻妾も大奥には入らなかったので)

でも、江戸城に住んでいた、特に「通勤」していたわけではない大奥の女性たちは、官軍が江戸に迫ってきて、頼りになる武士達も少なくて、すごく不安だったはず。大阪夏の陣のような落城の悲劇も、絶対みんなの頭の中でイメージされていたと思うのよね。無血開城が決まっても、いきなり身の振り方を考えなければいけなくなって、大混乱したことでしょう。これって、すごく「ドラマ」だと思うのです。

その大奥の最後の日々が、今回大河ドラマで描かれるとあってすごく嬉しかった! ドラマの最終盤、無血開城のあたりは、本当に楽しみでした。そして、期待通りの仕上がりでした。

主役の宮崎あおいちゃんは、文句なしに上手かった。序盤の10代の頃は「地のまま?」という感じで、この後の年齢を重ねたヒロインがどうなるのか心配だったけど、篤姫の出世と加齢による貫禄が見事に演じられてました。

和宮とのギクシャクは、ドラマでは篤姫があまりに物分りのいい姑で、ここは原作の方が意地の張り合いとか、もっと自然で説得力のある描かれ方だったけど、これは仕方ない。

他の共演者もおしなべて、私は良かったと思います。滝山役の稲森いずみは予想以上にはまってたし、両親役の長塚京三&樋口可南子さんも・・・。ホワイト家族といい樋口ママ、好き。

瑛太くんの小松帯刀も、すごく良かった! 篤姫との最後の会見は、涙、涙~。これが最後になると自覚している病気の帯刀が、何も知らない篤姫と「また会いましょう」と話して二人で泣き笑いするところ。いまだに感動さめやらず・・・。

名シーン多かれど、特に好きなシーンを上げれば、まず於一(篤姫)が島津本家の養女となるべく生家を出る回。寂しくて浮き足立っているお父さんに比べ、テキパキ用事をこなしてきたしっかり者のお母さんが、娘の乗ったお籠が去った後も一人玄関に座り続けているシーン。(涙) 続いて、主のいなくなった於一の部屋で、本家入りのためにあつらえた打掛がなくなった衣桁を前に泣くお母さん。(涙)

夫の家定が亡くなって、姑の本寿院に「そなたが殺したのであろう!」と篤姫が打ち据えられるシーン。本寿院の悲しみを受け止めようとする篤姫の毅然とした態度に、涙。

無血開城のあたりからは、心に残るシーン多し。(最終回は、駆け足で歴史的事柄を説明している部分が多かったけど) 帯刀の妻、お近の手紙のシーンも、新時代を切り開きつつも散っていった薩摩の男たちへの鎮魂歌のようで、秀逸でした。

最後に、大奥の中庭の池にいた金魚たち。(鯉?) いたのですよ~。群れですごい速さで泳いでいたのです。で、江戸城明け渡しのちょっと前、篤姫が誰かに話をする場面で、背景に池がちらっと映るんだけど、かすかに水面を赤い物が移動している!? ほとんど画面に映らないのに、ちゃんとお魚を池に放っているんだ~と感心しておりました。

ということで、「篤姫」の出演者・スタッフの皆様、この1年楽しませてくれてありがとうございました!

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篤姫では・・・

大ヒットとなった今年の大河ドラマ「篤姫」。撮影はもう終了したらしい(?)ですね。

いよいよ徳川幕府終焉が迫ってきました。幕末のヒーロー、坂本龍馬(玉木宏)は、薩摩藩家老の小松帯刀(瑛太)に助けられて、妻おりょうとともに薩摩に滞在しています。(これが日本人初の新婚旅行だそうな)

このコンビは、「のだめ」の千秋と峰。「のだめ」では上から目線の千秋様とちょっと情けない峰くんが、「篤姫」では立場逆転している(下級武士とご家老様)ので、おもしろい。

と思いきや、前回の放送では、正室に浮気がばれてオタオタしている帯刀と態度のデカい龍馬の組み合わせで、やっぱりこの二人はこうなのか~と苦笑い。

玉木龍馬は、目がぎょろっと大きくて、浅黒いメイクで、うちのダンナ曰く「ネアンデルタール人みたい」。(私じゃないですよ、夫が言ったんですよ!) セリフも意識して高い声を出して、好奇心旺盛な「風のような」龍馬を演じようとしているんだけど、千秋のようにははまっていない気がするな~。

セリフといえば、和宮(堀北真希)。一言二言ならいいんだけど、長いセリフになるとあきませんな~。公家言葉なんで、私も間違っているかもしれないけど、観行院役の若村真由美はさすがだった・・・。

それと、ふと気になったのが、若い役者さんの耳にあるピアス穴(あれは、きっとそうよね)  ハイビジョン+大画面だと、アップになった時、耳たぶに三つ並んだ穴はよく見えるんです・・・。韓国ドラマの「ファン・ジニ」でもピアス穴が見えちゃって、あれれ?と思ったけど、外国の習慣は分からないし。でも、江戸時代の将軍には、ピアスの着用は絶対なかったでしょうな。

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映画「王の男」と韓国ドラマ

BSで見たかった映画をよくやってくれるので、最近はレンタルビデオ屋さんや映画館に行くことがほとんどなくなった。私は新作映画をすぐ見たいという人ではないので、別に数年遅れで見るのでも構わないのです。

(ところが、HDDに映画をため込んでしまい、見る時間を確保するのに、それはそれで困ってしまうのだけど・・・)

つい先日は、録画してしばらく置いていた「王の男」という韓国映画を見ました。ストーリーは二人の旅芸人が王に気に入られ、宮中に住まうことになり、大臣の陰謀に巻き込まれていく、というもの(・・・で合ってるかな?)。

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男同士の献身愛あり(芸人の一人は女形)、王の愛妾の嫉妬あり、クーデターありで、なかなか見ごたえがありましたよ。宮廷のシーンは映像美!

そこで、この王さまなんですが、燕山君(ヨンサングン)なんですな~。李氏朝鮮の15~16世紀の実在の王さまで、暴君で有名な人です。この人は生母が父王に処刑されたため、それが人生に暗い影を落としてしまったんでしょうね。(「王の男」の中でも、この生母のエピソードが出てきて、この暴虐非道の王に一抹の哀れさを感じさせます)

私はこの人物を韓国ドラマ「チャングムの誓い」で知りました。チャングムのお父さんが、この廃された王妃に毒薬を飲ませる処刑団の一員で、それがもとで息子の燕山君が王になってから、捕われて殺されるんですね。王命による任務だったのに、悲惨すぎる・・・。

そして、チャングムが仕えたのは、燕山君の異母弟で、次の王さま、中宗。

私がはまった韓国ドラマ「ファン・ジニ」も、まさに中宗の時代。チャングムは男尊女卑の厳しい時代に女性で王の主治医になった実在の女医なら、ファン・ジニもこの時代の最高の名妓として、今なお彼女の作った詩が残る実在の人物。歴史に残る人物を多数輩出して、映画やドラマの題材にうってつけの劇的な時代だったんでしょうね。

ちなみに、「ファン・ジニ」の中で、ヒロインの妓生チニとの結婚を望む貴族の若様に、母親が「お前はあの愚かな王の真似をするのか!」みたいな事を言って叱り付けるシーンがあるのですが、これは燕山君と愛妾ノクス(元妓生の側室)のことなのか、と「王の男」を見て納得。

・・・って、こんなに書くと、私は韓流ファンみたいですが、特にそうではないんですよ~。(歴史とか美しい衣装・セットに目がないからです~)

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ファン・ジニ終わる

NHKのBSでやってた韓国ドラマ「ファン・ジニ」が昨夜最終回をむかえました。この4月からずーっと見てましたが、衣装は無茶苦茶きれいだし、ストーリーもドラマチックで、舞や楽器演奏のシーンも多く、毎回楽しみでした。

この夏のドラマは、私は「篤姫」とこの「ファン・ジニ」だけ。民放で見ていたのもあるけど、途中から見るのを止めてしまった。全くつまらないわけでもないんだけど、忙しいのに敢えて45分間さくほど面白いわけでもなかった・・・。

で、この2つの歴史ドラマを対比して、考えることが多かった。

「篤姫」は徳川幕府崩壊・明治維新という激動の時代のドラマなので劇的には違いないけど、全50回という長さなので、ところどころ間延びがする。(特に、篤姫が徳川家への輿入れに備えて、江戸の薩摩藩邸で暮らしていた頃は、つまらなかった)

ただ、チャングムも1年間続いたドラマだけど、ずっと面白かったので、1年ものだから間延びするとは限らないかも。

「ファン・ジニ」も同じく歴史上実在の人物だけど、最高ランクの階層に属した篤姫とは違い、下層階級の芸妓の身分。芸に生き、厳しい階層社会に反骨を貫いた彼女のドラマは、華麗でいてスリリングだった。(そして、涙なしでは見られない回も度々あった・・・)

悲恋あり、師匠との激しい確執あり、妓生(キーセン)としての最高位である女楽の行首(ヘンス)のポストをかけてライバルとの争いあり、で退屈している間がない。「最高の舞とは何か?」という、舞踊家には究極の問いに挑んだ最終回は描くのが難しかったと思うけど、単なる妓生(キーセン)の成長物語もしくは成功物語でなかったのが、今風なんだろうな。

また、「ファン・ジニ」はロケ撮影が多くて、映像的にも素晴らしかった。撮影のために建設したセットか、実際の歴史的な建物を借りて撮ったのか知らないが、とてもドラマがリアルに感じられた。渓谷や大河での撮影も、非常に臨場感をかきたてる。パノラミックな映像だけでなく、冬の庭で話す役者さんの吐く息が白かったり、そよ風で背景の木の葉っぱが揺れたりする、そんなちょっとしたことが虚構であることを忘れさせてくれるものだ。

「篤姫」は気楽な薩摩の分家の姫時代は、篤姫がひょこひょこ町を徘徊するので、ロケも多かったけど、身分が上がるにつけ、スタジオ撮影がほとんどに。美術とか照明技術とか素晴らしいとは思うけど、やはり自然の光や風には負けます。まだ、民放ドラマの「大奥」の方が、本物の日本庭園とかお城で撮影したシーンが多くて、良かったな~。(姫路城・・・使われすぎで、どのドラマも同じ画になっちゃうからか?) ま、ロケは大変なんだろう、とは素人でも察しがつくけどね~。

「ファン・ジニ」は、10月からNHK地上波で再登場です。私は、また半年間見てしまうかも・・・。同じファン・ジニを描いた韓国映画も公開されるようだけど、ストーリーはTVドラマとは全く違うようですね。(ネットで調べる限り、見た人の評価がすごく悪いので、私は映画館には行かないでしょう)

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最近見ているドラマ

春のドラマはもう後半。今のクールは、民放は「ホカベン」のみ見てます。

弁護士ものだけど、事件の解決だけでなく、弁護士の生態(?)にも焦点を当てたドラマ。新人弁護士の挫折や奮闘ぶりというと、手垢のついたテーマだけど、主演の上戸彩ちゃんはじめ俳優さんたちの演技につい見入ってしまって・・・。でも、依頼した弁護士によって、こうも人生が変わってしまうんだ、と思うと恐ろしいです。

その他は、NHKの「篤姫」と「ファン・ジニ」、「名曲探偵アマデウス」。

「アマデウス」は、クラシックの名曲を解剖するように、魅力を解説してくれる音楽バラエティ・ドラマ(?) 。 回によって、「なるほど!」と膝を打ってしまうおもしろいものから、イマイチなものまであるけど、とても知的好奇心をそそられます!

「ファン・ジニ」は韓国ドラマで、16世紀朝鮮王朝時代に実在した妓生(キーセン)の物語。

妓生(キーセン)とは、楽器・舞踊・詩歌などを究めた芸術家でありながら、宴席に侍り、上流階級の夜の相手もするという高級娼婦のような存在?のようです。日本の花魁に似ているのかしら?

ドラマは、主人公チニが、童妓の頃の身分違いの恋の悲劇的結末に打ちのめされ、身分制度の非情さに反発しつつ、非凡な才能で芸の道を追求するというお話。

「舞踊の真髄とは、心を解き放つこと」(だったっけ?)とかドラマに散りばめられた芸術論が楽しみ。チニが、足の裏の使い方を習得するために模索する回を見ていて、「バレエでも足裏の感覚が繊細で、上手にそこを使うダンサーは確かにうまいよな~」と呟いてしまいました。

それに、衣装が麗しい~!! なんでも「韓国ドラマ史上最も豪華」だそうです。「篤姫」の衣装が地味に見えてました。(もっとも篤姫が御台所になってからは随分豪華になりましたが・・・・) 「チャングム」も宮廷が舞台ですが、お妃さまや側室は美麗な衣装でも、女官たちはあっさりしてましたからね。(まあ、チャングムたちは公務員なわけだし)

妓生(キーセン)は賤民なんですが、他の賤民のようにボロではなく、絹の衣装。それも地模様とか刺繍とかも豪華で、髪飾りもきらびやか。貴族階級である両班(ヤンバン)の奥方やお嬢様よりも華麗な衣装なのに、「わたくしどもは虫けら同然でございます」と膝まずくなど、不思議な感覚でおもしろい。

チニの才能に惚れ込んでいるチニの師匠は、熱湯を浴びせかけられようとするチニを身を挺して守ったり、誰にも踊れない伝説の最高の舞を唯一踊れる人物。芸の道には非情に厳しく、何となく「ガラスの仮面」の月影先生を彷彿とさせる。ドラマの中盤である今は、チニと師匠の仲は最悪になっているんだけど、最終的にはその幻の舞をチニが教えられるんでしょうかね。

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鹿男、終わっちゃったし・・・

いつもなら金曜に録画した「鹿男あをによし」を見るのに、先週最終回だったのでもう今日はありません。何となく寂しい金曜日。

少々風変わりな物語も面白かったけど、私にとっては、遠く離れた出身地の懐かしい風景が見られるTVドラマだったのです。(やはり奈良は美しい!)

地理を知っているだけに、「なんで○○から●●への移動がこんなに早いねん!」とか「△△へ行くのに、▲▲からだと、ここ通るのは変!」とか「地震のテロップがおかしい。飛鳥じゃなくて明日香村と書くべきちゃうん?」とか、色々突っこみを入れつつ楽しい三ヶ月でした。

奈良が民放連ドラの舞台になることなんて、最初で最後かもしれない~。NHKや大河ドラマなら可能性あるけど。あと民放なら、「●●古墳殺人事件」とか「銅鐸殺人事件」とか「埴輪殺人事件」みたいな探偵ものか・・・。(また、どなたか「鹿男」みたいな素敵なドラマを奈良で撮ってね)

お話は神無月(10月)ということなので、出演者の皆さんは真冬の寒い中、秋ものの薄着で撮影してましたね。お疲れ様~と言いたいです。背景の山の中腹に雪が見えたり、最終回あたり梅が咲いてたりするのが画面に映ると、役者さんも大変だな~と思いました。

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